EVENT REPORT

学ぶ、感じる「手製本」vol.2
――コラージュブックを綴じるワークショップ

【講師】中村麻由美

EVENT REPORT

学ぶ、感じる「手製本」vol.2
――コラージュブックを綴じるワークショップ

【講師】中村麻由美

製本のしくみや魅力を学び、「手製本」を五感で楽しむワークショップの第2弾を1月22日(木)に開催しました。第1弾は「束ねて綴じるワークショップ」と題し、色や素材が異なる数種類の紙を束ねてユニークなオリジナルノートを手製本しました。

OVERVIEW

2015.01.22(木)

講師:
中村麻由美(造本デザイナー)

今回は参加者自身がこれまで集めた紙を思い思いに持ち寄りました。かわいいフライヤーを集めてみたもののあらためて見返す機会がない、という経験はありませんか? そういった紙を手製本し、一冊の「コラージュブック」をつくりました。綴じる紙は、美術館や展覧会、映画のフライヤー、チケットの半券、ブランドのカタログ、雑誌の切り抜き、旅先で集めたパンフレット、包装紙などさまざま。

前回に続き、講師は中村麻由美さん。手製本することにこだわり、デザイン、紙選び、造形、製本に至るまでのすべてをオートクチュールで請け負うという「造本デザイナー」としてご活躍されています。

イベントは、本の構造や製本のしくみの話からスタートしました。なかなか知る機会のない製本の世界に、参加者も興味深く聴き入っていました。製本の種類やかがり方の多様性など、深い魅力を感じることができたと思います。

seihon2-1

実際の製本は完成までの手順を簡単にご説明いただいた後、1ステップずつ丁寧に進めていきました。今回は「束ねて綴じる」だけでなく、自分なりにテーマを決めて「編集」していくという要素が加わり、紙選びも醍醐味の1つとなりました。持参したさまざまなジャンルや形状の紙を前に想像をふくらませ、試行錯誤。組み合わせ方や折り方が仕上がりにどう影響するかなど、中村さんにご紹介いただいたポイントを参考に、8~10枚を選択しました。

紙を束ね糸でかがるプロセスでは、力の入れ具合や糸を通す位置など、細部にまで気を配っていました。時間はかかりつつも全員がしっかりと綴じることができ、表情には達成感が見られました。

seihon2-2

完成後は、それぞれのテーマやこだわった点、お気に入りのページなどを中心に、発表する時間を設けました。素材の折り方をあえて不均等にしたり、紙を好きな形に切ってみたり、紙袋を表紙に使ったり……豊かな発想力が随所に現れていました。最後は参加者同士作品を手にとり、笑顔で歓談。多様なアイデアに刺激を受けているようでした。

見返す機会のなかった紙が素敵な「コラージュブック」に生まれ変わったことは、手製本のみならず、紙そのものの魅力発見にもつながったのではないでしょうか。

seihon2-3

seihon2-4

amu

未来を編む

「デザイン 」 関連の記事を
もっと読む