EVENT REPORT

【対話のアトリエ】
第3回 対話の展示 
〜揺らぐ未来を踊り続けるための9つの問い〜

【ファシリテーター】対話部/古瀬正也(古瀬ワークショップデザイン事務所)、北川真紀(上智大学卒)、中岡晃也(青山学院大学大学院)

【モデレーター】川崎紀弘

EVENT REPORT

【対話のアトリエ】
第3回 対話の展示 
〜揺らぐ未来を踊り続けるための9つの問い〜

【ファシリテーター】対話部/古瀬正也(古瀬ワークショップデザイン事務所)、北川真紀(上智大学卒)、中岡晃也(青山学院大学大学院)

【モデレーター】川崎紀弘

「対話のアトリエ」第3回では「amuに対話の空間をつくる」という新しい試みを行ないました。

OVERVIEW

2013.12.28(土)

ファシリテーター:
対話部/古瀬正也(古瀬ワークショップデザイン事務所)、北川真紀(上智大学卒)、中岡晃也(青山学院大学大学院)
モデレーター:
川崎紀弘(amuディレクター)

近代のヨーロッパや日本には、知識人が集い、交流するカフェ文化がありました。現代のコミュニティデザインにおいても、人々が集まる空間をいかに設計するか、ということは最も大切な要素のひとつです。
対話部の若いメンバー3名とamuの川崎紀弘が、対話のアトリエだからこそできる空間づくりをめざしました。

・「問い」をめぐる参加型展示と、ブックカフェ

今回の空間づくりでは、参加型展示とカフェという2つの仕掛けを施しました。

参加型展示では、「対話のアトリエ」が現代に問い直したい9つの問いを会場に散りばめ、さらに参加者に「自分ごと」として考えてもらえる仕掛けを設けました。ただ展覧会とは異なり、参加者同士が思わず話したくなるような雰囲気をつくるため、シンプルでリラックスした場になるよう設計しました。

問いに合わせて、シートを書く、身体を動かす、ブロックを組み立てる、票を投じる……といった仕掛けが施されました。真面目な問いに対してもデザインを利かせ、重たくなく、親しみやすい空間をつくりました。

また、展示と平行して「ブックカフェ」を模した小さなスペースを設けました。おいしいコーヒーも楽しんでいただき、ワークショップとは違った形で参加者の対話を生み出しました。

・対話ワークショップ

15~17時の時間には、対話部メンバーでワークショップデザイナーの古瀬さんがメインファシリテーターをつとめるワークショップを開催しました。テーマは「なぜ私たちは望む未来に向かわないのか?」。
話し合いの導入として、絵本『茶色の朝』の内容を共有した後、ワールドカフェ形式で対話を行ないました。
対話のワークショップは一見楽しいおしゃべりのように見えますが、実は仕事ともプライベートとも異なる、とても特殊な場です。対話のフェーズでは、最小限の手続きで、初対面の人と内面まで踏み込んだ会話をしなくてはなりませんし、日常のコミュニケーションに欠かせない「答えを出す」「話題を変える」「ネタ化する」といった手段も、一度放棄しなくてはなりません。そんな場で、自分がどのように振る舞うか(どこに本音と建前を置くか、どんな言葉を選ぶか、どこまで相手に深入りするか)を試すことが、おのずと自分自身と向き合うことにつながります。

今回は「抱えていたモヤモヤがスッキリしました」「モヤモヤを抱えて帰ります」という対極の感想がありました。どちらも「自分との対話」に試みた結果、その方がつかんだ収穫を表しているのではないかと感じます。ワークショップの成功を裏付けているのではないでしょうか。

他者と共同するワークショップ/1人で向き合う参加型展示という相互の補い合いによって、決して一過性ではない体験ができる空間になりました。

 

amu

未来を編む

「ライフ 」 関連の記事を
もっと読む