EVENT REPORT

【Sharing. リトアニアへの旅】ワークショップ 『音を分かち合う』

【講師】Trys keturiose(三人四声)

EVENT REPORT

【Sharing. リトアニアへの旅】ワークショップ 『音を分かち合う』

【講師】Trys keturiose(三人四声)

【Sharing. リトアニアへの旅】の最後のイベントとなる「音を分かち合う」のワークショップは、コンサート形式で行いました。直前までたくさんのお申込みやお問い合わ せをいただいたので、1階だけではなく2階バルコニーも観客席として、50名強のお客さまにご参加いただきました。

OVERVIEW

2010.11.07(日)

講師:
Trys keturiose(三人四声)

ワークショップは、アーティストとその独特の唱法、作品のテーマや背景等の具体的な説明をあえて省き、さっそく『Trys keturiose(三人四声)』の5人に登場していただきました。

それぞれ少しずつ異なる5人が身にまとうのは、リトアニアの古い時代の民族衣装。白や生成り、ベージュのケープやスカーフで、頭からつま先までを覆ってい ます。壁に投影したリトアニアの風景や麻の織物の文様の映像を背景に、5人がそれぞれの位置につき、演奏が始まりました。

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今回の演目は「Lino laikas(麻の時)」。
「Trys keturiose」の唱法は、リトアニアの農村で歌い継がれてきた「Sutartines(スタルティネス)」という独特の多声合唱法。今回は、2~4 人で短いフレーズを少しずつずらしながら重ねていきます。ひとりの声に他の人の声がかぶさり、4人の歌声は分割できないひと続きのものに感じられ、単純な 繰り返しが心地よい波となって響きます。
また、4人で輪になってまわったり、4人のうち2人が手をつなぎ、ひとりずつ交代していくなどの振り付けもあります。途中では、布の巻物や木の板を使った りして音を出す場面もあり、単に演奏というよりは、プロジェクションや衣装と共に視覚的な要素も組み合わされたパフォーマンスでした。

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リトアニアは麻(リネン)の産地として有名ですが、出生時のおくるみから、普段着、そして死者の埋葬の際に着せるものまで、麻はリトアニア人の一生に付き 添うもの。植物である麻を織物に作り上げる作業の中でスタルティネスが歌われ、そのプロセスが歌詞に織り込まれているそうです。また、織物の、糸が互いに 交錯して表面に出たり、裏に隠れたりという構造が、スタルティネスの構造にもよく似ているという解説もありました。

ワー クショップ自体はここまででしたが、会場では続いて【Sharing. リトアニアへの旅】のクロージングレセプションが行われました。お時間に余裕のある方にはそのままお残りいただき、アーティストとの交流を楽しんでいただ きました。最後は、アーティストと参加者、スタッフが輪になってスタルティネスの1フレーズを合唱。みなさんの笑顔でイベントを閉幕することができまし た。

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