EVENT REPORT

【京都開催】「第1回 京都で出版社をつくる(には)」
ホホホ座 × 月曜社 小林浩さん

【ホスト】山下賢二、松本伸哉

【ゲスト】小林浩

EVENT REPORT

【京都開催】「第1回 京都で出版社をつくる(には)」
ホホホ座 × 月曜社 小林浩さん

【ホスト】山下賢二、松本伸哉

【ゲスト】小林浩

amu KYOTO主催の連続イベント「京都に出版社をつくる(には)」の第1回目をホホホ座の山下賢二さん、松本伸哉さん、月曜社の小林浩さんをお迎えし、2015年10月25日(日)に開催いたしました。

OVERVIEW

2015.10.25(日)

ホスト:
山下賢二(ホホホ座)、松本伸哉(ホホホ座)
ゲスト:
小林浩(月曜社)

amu KYOTO主催の連続イベント「京都に出版社をつくる(には)」の第1回目をホホホ座の山下賢二さん、松本伸哉さん、月曜社の小林浩さんをお迎えし、2015年10月25日(日)に開催いたしました。

ホホホ座さんは元ガケ書房の店主山下さんと古本・雑貨の店コトバヨネットの店主松本さんを中心に結成された編集企画グループです。初版1000部で自費出版した『わたしがカフェをはじめた日』がすぐに完売。京都でインディペンデントな出版社が成立する可能性を示しました。本イベントは、出版業界で気になる動きをしている方をゲストにお迎えし、「出版社のつくりかた」についてホホホ座さんがあれこれ聞いていくという連続イベントです。

<当日プログラム>
13:30 開場
14:00 第1部 トーク
15:30 休憩
15:45 第2部 トーク&質問事項
16:15 交流会
17:00 閉会

第1回目のゲストは月曜社の取締役小林浩さん。2000年に創立された月曜社は、ゼロ年代の新しい出版社として注目され、以来良質な人文書や芸術書を出版し続けています。小林さんは業界通としても知られており、小林さんが運営更新されているウラゲツブログは業界人必読とされています。第1回目のゲストとしてはこれ以上ない人選で、ホホホ座のお二人もトークが始まる前から「何を聞こうか」とソワソワしていました。

IMG_2889

なぜ勤めていた出版社を辞め月曜社を立ち上げたのか、という問いをきっかけに、四半世紀に及ぶ小林さんの出版人としての物語が語られました。思想哲学系の本が好きで岩波書店や平凡社の採用試験に挑戦したものの失敗し就職浪人した話や、あこがれの編集者や目標にしていた先輩の話、またデリケートなお金の問題についても包み隠さずお答えくださいました。

 

IMG_2906

そもそも本がどうやってつくられるのか(本のつくりかた)、どのようにして流通しているのか(本の売りかた)、という概論的な話のあと、企画の立て方について議論が交わされました。「売れる/売れない」、「いける/いけない」という基準ではなく、自分が「何をつくりたいか」を重視する小林さん。それに対して、企画の出発点は小林さんと同じでも、「書店」という売り場が目の前にあるがゆえに、あくまで「売れるもの」にこだわりたいとおっしゃるホホホ座さん。つくりたい本と売れる本が必ずしも一致しないのが、出版業界の難しいところであり面白いところでもあります。

IMG_2909

そして話題は「これからの」出版について。「ひとり出版社」や取次に依存しない流通など、出版業界の新しい動きについて、それぞれの立場から語っていただきました。ブレイクスルーを見つけるのは、業界のしがらみや権力構造にとらわれない新しい考え方をもった人材になるのではないか、という小林さんの言葉が大変印象的でした。またホホホ座さんは、書店側が新しい出版の動きに対応できるかどうか(するかどうか)、がカギになってくるとおっしゃっていました。
ホホホ座さんの独特の語り口(芸風)のおかげで、爆笑アリ、ぶっちゃけトークアリの終始和やかな雰囲気でイベントは終了しました。

amu

未来を編む

「編集 」「ライフ 」「ビジネス 」 関連の記事を
もっと読む