EVENT REPORT

「今夜は一週間の話をしよう」 参加レポート

【ゲスト】藤代 健介、中村 朋子、渡邊 徹

【聞き手】筒井 美希

EVENT REPORT

「今夜は一週間の話をしよう」 参加レポート

【ゲスト】藤代 健介、中村 朋子、渡邊 徹

【聞き手】筒井 美希

第4回目を迎えた「今夜は○○の話をしよう」シリーズ。今夜も、当日キャンセル無しの満員御礼!参加者のみなさんも楽しみにしてくださっていること、前のめりに参加してくださることがとても嬉しかったです。参加者の方々には、登壇者のトークの間にも、付箋に意見や感想、登壇者へ聞きたいことを自由に書いていただきました。参加者のみなさんの言葉をお借りしてイベントを振り返っていきたいと思います。

OVERVIEW

2017.08.28(月)

ゲスト:
藤代 健介(株式会社prsm代表取締役)、中村 朋子(株式会社コンセント/ディレクター)、渡邊 徹(株式会社コンセント/渡邊課)
聞き手:
筒井 美希(株式会社コンセント/アートディレクター、デザイナー)

INDEX

  1. 登壇者のご紹介
  2. 「”どう稼ぐか”が1週間を規定する?」
  3. 現在のライフスタイルを確立するにあたって失ったことは?」
  4. 「5勤2休のリズムが好きなのですがどう思いますか?」
  5. 今夜の"もやっと"、まとめないまとめ。

登壇者のご紹介

まずは登壇者をご紹介します。司会進行として、株式会社コンセントのアートディレクター筒井美希さん。筒井さん自身、数年前からいろいろな働き方にチャレンジしつつ、今も模索中のことで司会を担当しました。登壇者の方々には、事前に、1週間のタイムシートをお渡しして、普段の生活を書き込んでいただきました。

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渡邊徹さんの1週間

登壇者は3人。渡邉徹さんも、株式会社コンセントのアートディレクターです。会社に所属しながらも、全天球映像作家という肩書きをもち、「渡邊課」という自分のチーム(課?)を作って仕事を開拓するという個性的な働き方をしています。シートを一見すると、不規則な生活のように見えますが、実は、朝の育児だけは習慣化していて決まった時間に起床するそうです。「いいなと思ったものは睡眠時間を削ってでも見続ける」という自由さと、「仕事の連絡事項は24時間受け付ける」という隔たりの無いコミュニケーションが渡邊さんの魅力を作り出しているのだと感じました。

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中村朋子さんの1週間

この中でもっとも社歴の長い中村朋子さんは、株式会社コンセントのディレクターであり、9歳の男の子の母であり、子育てをしながら働くお母さんです。偶然この週は3回も飲み会が入ってしまったそうで、飲み会に参加する直前にお子さんとの夕食の時間をとったという話は仕事も家庭も大事にしていることがよく分かる印象的なエピソードでした。休みの日のほうが早起きでハードなようで、こうして日々を楽しんでいることがいつも素敵な笑顔でいられる秘訣なのかもしれませんね。

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藤代健介さんの1週間

このメンバーの中で唯一複数組織に属しながら働く藤代健介さんは、自らに肩書きを付けるならば、コンセプターだとおっしゃいます。生活と仕事を分けない生活を送っているそうで、シートにも、分類が場所しか書かれていません!

渋谷で拠点としているのは、今年新しく建った渋谷キャストというビル内にできたコーファミリーCiftという新しい形の共同体です。

Ciftには共用キッチンや共用リビングがあるそうで、「会議なのか談笑なのか、営業なのか団欒なのか。どこに誰と居たかは分かるけど、何の時間だったかは分からない」という言葉が、藤代さんの生活を想像するのにピッタリの表現だと感じました。

このタイムシートは、それぞれの特徴がよく見えるおもしろい試みとなりました。わたしもこのシートを使って書いてみましたが、書き出してみると自分では意識していなかった点が「見える化」され、日々を見直す糸口にできそうだなと気づきました。ぜひみなさんも、自分の1週間を紙に書き出してみませんか?

「”どう稼ぐか”が1週間を規定する?」

さて、前半のトークを聞きながらその間に参加者の方が書いてくださった付箋の中で、私がいちばん共感したのはこの疑問です。

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きっかけはON/OFFの捉え方についてのお話で、藤代さんは「全部OFFみたいなものだ」と言います。自らプロジェクトを生み出す「アーティスト」的な働き方をしているために自分の信じる道を進むことができ、その結果、仕事に対してONを感じていないということのようです。この場合「アーティスト」は、「デザイナー」と対比して、自分の問題を提起するか、相手の問題を解決するかという違いを表現しています。

そもそもお金を生み出すことに対する捉え方が人によって違い、それが1週間の生活パターンの違いにまであらわれているのかもしれません。

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現在のライフスタイルを確立するにあたって失ったことは?」

それぞれのライフスタイルが確立された、カッコイイばかりの3人に突き付けられたこの質問。個人的に、ベストオーディエンス賞です!(笑)

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「現在のライフスタイルを確立するにあたって失ったコトは?」という鋭い質問

質問者は、良いことばかりではないリアリティのある話が聞きたい!との思いがあったようです。登壇者たちのの失ったことは、例えば、次のようなことでした。

・朝までだらだら飲む時間がなくなった
・デートの時間がなくなった
・周りに居る人が良い意味でも悪い意味でも選ばれるようになった

しかし、3人ともこれらをネガティブには捉えていない様子なのが印象的でした。「失ったこと」というよりも、自分のライフスタイルに合わせて「変化した」ことと捉えているようです。

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「5勤2休のリズムが好きなのですがどう思いますか?」

会場の雰囲気は徐々に、渡邊さんや藤代さんのような柔軟な生活に納得し始めるなかで、テーマの「1週間」に線路を戻してくれる直球の問いです。

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聞き手の筒井さんも、柔軟な生活は、逆に言えば、不確定でその都度組み立て直す負荷もある、という点を指摘します。

これに関して中村さんは、人生のフェーズに合わせたリズムが大事なのではないかと言います。

中村さん「今は人生のフェーズとしては子供を育てている時期だけど、それがずっと変わらないということではないですよね」

生活リズムは、その時の自分の人生のフェーズによって、その時の自分の価値観に合わせて心地よく維持することが大事なんだなということが分かりました。

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今夜の"もやっと"、まとめないまとめ。

今夜の1週間の話は、表面的な1週間の生活にとどまらず、「生き方」や「価値観」にまで深掘ったお話に展開しました。1週間を枠として意識しすぎるのも、ただ同じ週間の繰り返しになってしまうのかもしれません。「生き方」や「価値観」といった大きな枠にある自分にとって大事なものを「1週間」という小さな枠に反映させていくことが必要なのかなと考えさせられました。

そして今夜も、会場ではグラフィックレコーディングが行われていました。これは、前回からこのイベントで試みている、トークの内容を絵に描き起こしてログに残す取り組みです。

今回は言葉のひとつひとつに重みのあるボリューミーな内容だったため、8枚にわたるグラフィックレコーディングが完成しました!

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今夜は○○の話をしようシリーズは、次回の開催も決定しています! 次回は「相づち」をテーマに、聞き上手の登壇者たちをお招きする予定です。みなさんのご来場をお待ちしております。

 

9月27日開催「今夜は相づちの話をしよう」
http://www.a-m-u.jp/event/201709_aiduchitalk.html/

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