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EVENT

ありえたかもしれない今を発明する ――早稲田大学合同展示「Grayscale」

  • 2018.02.09(金)
  • 19:30〜22:00(開場 19:00)

EVENT

ありえたかもしれない今を発明する ――早稲田大学合同展示「Grayscale」

  • 2018.02.09(金)
  • 19:30〜22:00(開場 19:00)

2/10より2日間に渡って “Grayscale” をテーマにしたメディアアート展が開かれます。その前夜の9日金曜日、草原真知子氏、橋田朋子氏、ドミニク・チェン氏が今回のテーマの意味と可能性をディスカッション。情報技術に関わる方、教育に関わる方、テクノロジーに関わる方が新しい視座を得られるトークイベントです。当日は、翌日から展示される作品の一部も先行して公開いたします。

OVERVIEW

【日時】
2018.02.09(金)
19:30〜22:00(開場 19:00)
【スピーカー】
草原真知子(早稲田大学文化構想学部表象メディア論系 教授)、橋田 朋子(早稲田大学基幹理工学部表現工学科 准教授)、ドミニク・チェン(早稲田大学文化構想学部表象メディア論系 准教授)
【参加費】
無料
【定員】
30名

あらゆるものを「0/1」へと変換するデジタルテクノロジーの進化と共に、思考や事象も二極化しがちな現代において、その極の間を思考する Grayscaleというコンセプト。早稲田大学の文化構想学部 草原真知子教授、ドミニク・チェン准教授、基幹理工学部 橋田朋子准教授がいまなぜ Grayscale という観点が必要なのか、そしてそれが導く物語の可能性について語ります。

■Grayscale 展によせて――草原真知子/橋田朋子/ドミニク・チェン

現代のデジタルテクノロジーはあらゆる現象を「0/1」の2進数のデータという定量的な情報に変換します。インターネット上で私たちは、人類の歴史のなかでも比類ない速度と規模で、互いの表現物を発信し、共有できるようになりました。

同時に、人間の趣向や関係性から社会政治的状況に至るまで、あらゆる事象がカテゴリーに分類され、ランキングが可視化され、差異が区別されることが当たり前になりました。情報技術が最も高速に進歩し続けているアメリカでは、GAFA(Google / Apple / Facebook / Amazon)による機械学習を用いた情報のフィルタリングが「右/左」という社会分断を生み出し、人々の志向性が「好き/嫌い」というフィルターバブルに閉じ込められているという批判が生まれています。その中で人工知能に代表される情報技術が人間存在を脅かすという「AI v.s. 人間」論や、いわゆる工学主義的な思考と芸術を含む人文知の乖離を指摘する議論も起こっています。

しかし、私たちが生きる世界に備わっている本来的な豊かさは、人間の価値判断に無意識のうちに影響するブラックボックスとしてのアルゴリズムにも、社会的現実から隔離されたホワイトキューブの理想空間にも見つけることはできないでしょう。私たちが志向し得る可能な未来の群は、むしろ膨大なノイズを含みつつも秩序が明滅し続けるグレーゾーンとしての世界認識の中から生成されるのではないでしょうか。

このような問いから、この展示は様々な極の間にある複雑なニュアンス、グラデーション、中間層の可能な形を模索するために、白と黒の間の階調を意味する「grayscale」というテーマを掲げ、早稲田大学の文化構想学部表象・メディア論系の草原真知子ゼミとドミニク・チェンゼミ、そして基幹理工学部表現工学科の橋田朋子ゼミという、それぞれ背景や学年、技術力も異なるグループ同士のコラボレーションとして企画されました。

ここで提出されたアイデアは、メディアアート、デザイン、エンジニアリングといった区分の中間にある「グレー」な表現ばかりです。言語とクオリア、情報の実在と潜在、具体と抽象、生と死、有機と無機、さまざまな極の間のグレースケールを浮き彫りにしようとする構成になりました。  願わくばこの展示が来場者の方々のなかで様々な「グレースケール」を喚起するきっかけとなれば、企画者としても望外の喜びです。ぜひ皆さまの忌憚なきご感想を頂ければ幸いです。

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■関連コンテンツ
今回の展示によせて草原教授、橋田准教授、ドミニク・チェン准教授のインタヴューも公開中です。ぜひ併せてご覧ください。
いま、「グラデーション」でものごとをつなぐ意味 前半
いま、「グラデーション」でものごとをつなぐ意味 後半

■プログラム
19:30~20:30  トーク
20:30~21:00  ディスカッション、質疑応答
21:00~    懇親会(自由参加)

■早稲田合同作品展示「Grayscale」
詳細はこちらの告知ページをご覧ください

【日時】
2/10(土) 14:00-18:00
2/11(日) 10:00-18:00

【参加ゼミ】
草原真知子(早稲田大学文化構想学部表象メディア論系 教授)
橋田 朋子(早稲田大学基幹理工学部表現工学科 准教授)
ドミニク・チェン(早稲田大学文化構想学部表象メディア論系 准教授)

【参加費】
無料

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